2021/11/22 | 診察時間変更のお知らせ |
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2021/11/02 | 猫の骨軟骨異形成症 |
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飼い主様
近年の猫ブームにより、猫の飼育頭数は犬を上回っています。その内訳で25%が純血種であり、アメリカンショートヘア、スコティッシュ、ペルシャといった品種は特に人気が高いようです。スコティッシュ、マンチカンなどの品種特異的疾患として「骨軟骨異形成症」があげられます。これは関節軟骨の成熟不全や機能異常によって、四肢の末端関節や尾の軟骨において正常な成長が妨げられるという遺伝性の疾患です。重症度は異なりますが、折れ耳のスコティッシュは100%この病気に罹患しているという報告もあるほど、リスクの高い病気です。生涯にわたるリスクや痛みや歩行障害が重度である場合、放射線治療、骨瘤の切除、関節固定などの外科的手術処置が試みられることもありますが、再発を繰り返すこともあります。
スコティッシュ、マンチカンをかわれている飼い主様は、まだ病気が発症してない段階から、サプリメントを試してみるのも効果的のようです。成猫で‘最近「上下運動しなくなった」「ジャンプしなくなった」「飛び降りたときの着地が危なっかしい」などの状況に思い当たる場合、当院までご相談ください。
中央動物病院 藤原